25日、ロシアに向かっていた旅客機がカザフスタンで墜落しました。
迅速な助けがなければ、29人生存という奇跡は起きなかったかもしれません。それでも被害は大きく、死者は38人。11人が集中治療室に運ばれています。
生存者
「飛行機が墜落するまで、妻は私の隣に座っていました。それから妻を見ていません。どこにいるかもわかりません」
ロシア航空当局は墜落原因について、鳥の衝突、いわゆる『バードストライク』と発表。しかし、その説明に疑問を投げかけるものが、乗客が撮影した映像に映っていました。
主翼の“後ろ側”にはっきりと確認できる損傷。バードストライクは、機体前方に起きることがほとんどで、進行方向の逆側にぶつかることは考えられません。
また、機体の尾翼には、無数の傷があります。
欧米メディアは、ロシア軍の対空ミサイルが撃墜した可能性を指摘しています。
ウォール・ストリート・ジャーナル(25日)
「映像に映っていた機体後部の穴は、ミサイル攻撃の可能性、もしくは防空システムによる痕跡と一致する」
この旅客機は、ロシア南部・グロズヌイに向かっていましたが、実は、そのとき、グロズヌイにはウクライナ軍によるドローン攻撃が行われていたそうです。
迎撃していた対空ミサイルが、誤って旅客機を撃ち落とした可能性は否定できません。
生存者からは「グロズヌイに着陸を試みていた際に爆発が起こり、1時間飛行したのちに墜落した」との証言も伝えられています。
機体のブラックボックスは回収されたといいますが、今後、真相は明らかになるのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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